令和４年３月22日、幕末水戸藩の軍事施設である砲台場、祝町向洲台場跡（いわいまちむこうずだいばあと）の説明板を更新しました。
祝町向洲台場跡は、イギリスとの国際関係が悪化する文久３(1863)年７月頃から築造され、翌元治元(1864)年の天狗党の乱では、この台場から大砲が発射されました。
東西長約92m、南北幅約204mと茨城県内最大規模の台場で、幕府の品川台場や函館市の五稜郭などと比較しても遜色無い、西洋式の構造を持ちます。
台場跡のほとんどは、茨城県が管理する大洗公園内に位置しており、幕末期の遺構が良好な状態で残されています。今後も適正に管理しながら、継承していく必要があります。

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令和４年３月24日掲載