「ソト」から見たおおあらいVol.35(福田 晃様)

 

越谷市長

福田 晃(Fukuda Akira)

1975年5月 越谷市にて出生
1999年3月 サッカーチーム 水戸ホーリーホック退団
2000年4月 (株)CRC総合研究所(現:伊藤忠テクノソリューションズ(株))入社
2011年1月 伊藤忠テクノソリューションズ(株)退社
2011年4月 越谷市議会議員選挙初当選(3期連続当選)
2021年10月 越谷市長選挙当選 現職

 

青春の地、家族との憩いの場、まちづくりの参考都市 大洗町

大洗町のみなさん、こんにちは。越谷市長の福田晃と申します。このたびは、國井町長からご依頼をいただき、私から見た大洗町の魅力、私が市長を務めている埼玉県越谷市と比較した大洗町の魅力についてお話させていただきます。今回の寄稿をきっかけに、自身の過去を懐かしみ、また大洗町と越谷市を比べてみて、新たな気づきがありました。貴重な機会をいただき、感謝を申し上げます。

まず、私が茨城県と深い関わりをもったのは、現在は大洗町もホームタウンの1つである水戸ホーリーホックに私が選手として所属した時からはじまります。当時は水戸ホーリーホックというチームができて間もなく、1つ勝つために必死でした。茨城県の皆さんが、厳しくも温かく応援してくださったことをよく覚えています。
チームの経済事情によってチームに所属しながら、平日の午前中は大洗町のセキノ不動産で働き、昼食を職場近くのせんな里食堂でいただき、午後の練習に臨んでいました。また、時間がある日は大洗サンビーチでサーフィンや海の幸を楽しむという、今考えれば大洗町を堪能する贅沢な生活を送っていました。大洗町は私の青春を語るに欠かせない思い出の地となっています。
地元の越谷市に戻った今でも、子ども2人を含む家族で、アクアワールド茨城県大洗水族館やめんたいパーク大洗に行くなど、大洗町には家族で楽しめる観光スポットが数多くあります。

大洗町の魅力はやはり「海」にあると思っています。海に関連する観光スポットが多数ある中で、歴史ある大洗海上花火大会とアーティストによる音楽ライブの融合による開催や大洗の海岸沿いをサイクリングでの観光を推奨されるなど、興味深い新たな試みを展開されています。
越谷市には、海はありませんが、5本の一級河川が流れ、古くから「水郷こしがや」として親しまれてきました。最近では、日本最大級のショッピングモールと隣接する大相模調節池周辺の地域「越谷レイクタウン」が、本市の新たな魅力として、多くの方が訪れるスポットとなっています。また、市内には宮内庁が管理する「埼玉鴨場」が存在し、冬の時期に皇室が国内外の賓客のおもてなしの場として用いられています。

海と河川という違いはありますが、「水辺」を活かしたまちづくりにあたりましては、共通点が多く、本市としましては、大洗町の取り組みを大いに参考にさせていただきながら、交流人口の拡大や経済活性化を進めてまいります。

結びに、大洗町の益々のご発展と國井町長をはじめ町民皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、寄稿文とさせていただきます。

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