「ソト」から見たおおあらいVol.17(野村勇様)

八千代町長

野村 勇(Nomura Isamu)

1959年 結城郡八千代町出身
1978年 八千代町役場奉職
2019年 八千代町役場を退職し八千代町議会議員当選
2020年 八千代町長当選 現在1期目

 

大洗町の皆さん、こんにちは。県西地域の農業の町、八千代町長の野村勇でございます。この度は、「ソト」から見たおおあらいの執筆機会をいただきありがとうございます。過日、仕事のお願いで國井町長を伺ったときにこのお話をいただきましたが、趣味である魚釣りで若いころから何度も訪れ、お世話になっている大洗町に対し、私の気持ちをお伝えするチャンスであり、本当にありがたい気持ちです。私は、國井町長と7年来のお付き合いをさせていただいておりますが、國井町長は首長としての力量も高いばかりでなく、隔たりのない謙虚な姿勢、行き届いた気配りができる方で、首長としても、人間としても尊敬をしております。

私は鬼怒川の傍らで生まれ育ちました。そのため子どもの頃の記憶と言えば水遊びや魚釣りのことばかりです。その後、大人になって海釣りを覚えましたが、性格も合ったのでしょう。49歳の頃、2年間水戸市内で単身アパート暮らしをしていまして、海がぐっと近くなり、週末は本当に楽しみでした。涸沼のボートでのハゼ釣り、大洗港の夜釣り、砂浜からの投げ釣り、船釣り。いろいろな釣り方、餌の種類、つけ方など、地元、大洗町の見知らぬ方に手ほどきを受けました。チョコレート色に日焼けした方のぶっきらぼうな茨城弁が耳に心地よく聞こえました(自分も茨城弁丸出しです(笑))。

そんな私が見る大洗町は、日常生活を離れ自分を解放できる場であり、家族と仲間との時間を楽しめる場であり、知れば知るほど驚きの歴史・文化を有し、魅力あふれる場であると思っています。これって生きるために大切極まりない場所ですよね、皆さん。ですから、私は大洗の持つ数々の財産、それを支え続ける大洗町の皆さんの努力に感謝しているのです。

大洗町は太平洋を背景とした漁業のまち、観光のまちとして、他の追随を許さない発展を遂げているイメージがあります。歴代の関係者の皆さんのまちづくりにかける熱い想いが実になっていると感じます。

太陽の光が降り注ぐ大洗サンビーチ、大洗港に出入りするさんふらわあ号の勇姿、海の生き物の生態を知ることのできるアクアワールド茨城県大洗水族館、大洗わくわく科学館、かねふくめんたいパーク大洗(めんたい丼鬼盛りがうまい!)、名門ゴルフコース、充実した宿泊施設、新鮮な海産物が買える魚市場、海鮮丼が楽しめるレストラン、書ききれません!一体どれだけ楽しめるんですか?

一方、当町と同様にコロナ対策や少子高齢・人口減少問題も抱えています。ここに、興味あるデータがあります。総人口に占める外国人の割合です(茨城県常住人口より)。大洗町は5.12で県内第5位、八千代町は6.00で第3位です。八千代町に在住する外国人の多くは、農家への技能実習生です。当町の農業は外国人の労働力に支えられております。50ヘクタールを超える経営面積を有する農家も少なくありませんので、労働力確保は重要な課題です。ゆえに、まちの活力を創出するために「共生社会の構築」に向けて舵を切ったところです。この問題については、両町がお互いに情報交換しながら取り組む必要があるものと考えています。

話を戻しまして、漁業と新旧歴史が織りなす観光のまち、大洗。梨やメロンなど100年を超える努力で品種改良に取り組む他、葉物を中心に首都圏の生鮮食料品の供給基地としての地位を確立した農業のまち、八千代。常々、國井町長とお互いの特徴を活かし、将来に向けて活性化の道を探ろう、何かできることを考えようと話し合っています。

私たちは、コロナ感染症という未知なるウイルスとの闘いの中にあり、自粛の生活も3年目に突入しました。こんな時こそ、じっくりと腰を据えた取り組みが必要なのだろうと思います。そして、やがて来るであろう飛躍の時を待つ。年間の観光客が300万とも400万ともいわれる大洗町。私は、國井町長のリーダーシップのもと、日々、目標達成のために力をためる大洗町が、さらに光り輝く時が目前に迫っているように感じております。がんばれ大洗町!

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