「ソト」から見たおおあらいVol.45(松浦弘幸様)
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三朝町長
松浦 弘幸(Matsura Hiroyuki) 昭和32年12月10日生まれ |
遠くて身近な町へ
大洗町の皆様、こんにちは。鳥取県三朝町長の松浦弘幸と申します。
三朝町と大洗町とのご縁は、平成23年12月2日に岡山県鏡野町を含む3町が、大規模な自然災害などが発生した際に、応援業務を円滑に実施することを目的に「防災応援協定」を締結したことが始まりです。
このご縁から、貴町の「大洗あんこう祭」や三朝町の「キュリー祭」等で相互交流を重ね、昨年8月に「友好都市協定」の締結となりました。
わが町「三朝町」は、鳥取県のほぼ中央に位置し、面積の約90%を山林が占め、世界屈指のラドン泉が湧出する湯と山の町です。
「三朝温泉」は、その効能から「三晩泊って三回朝を迎えると元気になる」と言われており、世界屈指のラドン泉として、多くの皆様の心と身体を癒し続けております。
また、「三み徳とくさ山ん」は、県内唯一の国宝建造物「投なげいれどう入堂」を中心とした修験道の行場であります。
この2つは、ともに「五感と心」を癒し清めるストーリー「六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」として平成27年に「日本遺産」として文化庁より認定されました。
さて、大洗町の魅力の一つの「海」は、三朝町には無い魅力で、眼前に広がる美しき大海原は、憧れであります。昨年の大洗町花火大会で拝見した、海上に打ち上げられる無数の花火は、まるで夜空と海が一体となった絵画のようで、その美しさと壮大さに息を飲みました。
また、「大洗あんこう祭」は、その賑わいや、来場者をはじめとする関係者の方の笑顔から、地域の皆様の情熱や地域を愛する気持ちが、ひしひしと伝わる素晴らしいイベントで、出展の機会をいただけたことは貴重な経験でありました。
そして、大洗町とのつながりを感じる所を挙げさせていただくなら、大洗町健康福祉センターゆっくら健康館のドールストーン温浴室です。ここで利用されているドールストーンとは、本町と岡山県境に位置する人形峠周辺で採取された、微量の天然ウランを含む岩石・土砂を原料とした素焼きタイルです。三朝温泉のようなラドン泉の雰囲気や効果が体験でき、遠く離れた大洗町で三朝温泉をとても身近に感じていただける場所です。
大洗町とのご縁は、三朝町のかけがえのない財産です。この絆が輝かしい未来に更に太く強くなるよう、今後は、産業、教育、民間連携等にも交流の輪を広げ、両町の住民が行き来するよう連携を一層強化していくべく、これからも、地域の活性化や発展に向けて、力を合わせて歩んでいきましょう。
洗町の皆さま、こんにちは。那須町長の平山幸宏と申します。この度は寄稿の機会をいただき、誠にありがとうございます。
那須町と大洗町は那珂川の上流と下流に位置し、茨城県では“高原の湯治場”、栃木県では“きれいな海水浴場”として、昔から往来が盛んに行われてきました。平成24年11月8日に友好都市協定を締結し、両町の行政・町民の交流を図り、相互の地域経済の活性化を目指す心強いパートナーとして友好関係を深めていることは大変うれしく感じています。
さて、大洗町の魅力といえば、やはり「海」ではないでしょうか。春は潮干狩り、夏は海水浴やマリンスポーツの大会、秋は花火大会、そして冬は初詣と一年を通して楽しむことができます。昨年度、大洗町との交流を深めるため、お互いの広報紙にそれぞれの町の紹介を掲載しました。おすすめスポットとして紹介されている大洗随一のフォトスポット「神磯の鳥居」や、サメの飼育種類数が日本一の「アクアワールド茨城県大洗水族館」など何度も訪れたくなる魅力的な場所です。
また、昨年11月に開催された「商工感謝祭&大洗あんこう祭」は2日間で10万人が来場し、振る舞われたあんこう汁も完売して大盛況であったとのことでした。私も会場を訪れており、多くの来場者、イベントの出演者、出店者、スタッフなど、町が一丸となってイベントに取り組む、活気あふれる様子を肌で感じました。
9月に那須町で開催された「那須九尾まつり」には、大洗町からご参加いただき、ありがとうございました。友好都市のゆるキャラが大集合し、アライッペの愛らしい姿に会場が盛り上がりました。
協定を締結して、今年で13年目を迎えます。主要産業が観光であることなど共通点が多い両町ですが、一方で海と山という異なる点もあります。相互協力、相互補完しながら、より良い関係を続けていきたいと考えております。
結びに、大洗町のますますのご発展と町民の皆さまのご活躍をお祈りし、寄稿文といたします。
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