「ソト」から見たおおあらいVol.9(橋本正裕様)
境町長 橋本 正裕(Hashimoto Masahiro) 1975年 猿島郡境町出身、1999年境町役場奉職。 |
大洗町の皆様こんにちは。この度は、このような機会を頂き、誠にありがとうございます。
國井豊町長とは、私が27歳で町議会議員に初当選して以来の付き合いになります。時には厳しい先輩として、叱咤激励をいただきました。現在の境町の隈研吾氏をはじめとする関連事業は、國井町長にアドバイスをいただいていたからと言っても過言ではありません。
そして、大洗町とのつながりは、それ以前にサーフィンでサンビーチ周辺を訪れており、大貫・つるかめの波情報を見ていた頃が懐かしく感じます。
さて、今回のご依頼は、外から見た大洗町というテーマですので、少しお話しをさせていただきます。
大洗町は、太平洋に面した関東随一の観光地であり、魅力に富んだ町です。大洗サンビーチをはじめ、アクアワールド茨城県大洗水族館、大洗ゴルフ倶楽部、魚市場、めんたいパークなど、どれも素晴らしいスポットで、コロナ禍がなければ、年間で400 万人を超える観光客が訪れると伺っております。
現在、日本の中でも、北海道のニセコや、宮崎県宮崎市、沖縄県宮古島市など、国内外の富裕層が日本のリゾートを世界のリゾートとして注目をしています。
ここ、大洗町も國井町長のもと、いままでの従来型観光に加え、高級ホテルや富裕層の別荘、さらにはマイクロツーリズムなど、これからの可能性は非常に高いものがあります。
そして、もう1つの魅力はやはり海産物です。この海産物を中心に、大洗町のふるさと納税も拡充をすることによって、まずは寄付金の増加が考えられ、寄付者達がコロナ収束後、大洗町に訪れることが容易に想像できます。いわゆる交流人口の拡大です。
この2つの可能性を政策的に取り組むことにより、寄付金収入や観光収入を、町民の皆様に還元をすることが可能になります。
現在、道の駅を計画しているそうですが、儲からない道の駅ではなく、儲かる道の駅を設置することにより、人口が減少しても町への収入源が確保できるでしょう。
境町では、就任時6万5千円だった寄付金が、いまや38億円になりました。また、道の駅さかいも、1億5千万円だった売上が8億円に迫るところまで来ています。
計画をしっかりたて、実行する。そして、地域住民を巻き込んでこそ、本来の自治が完結すると思います。
國井町長には、町政の舵取りは重い責任がつきまといますが、これまでの人脈を活かして大洗町民のためにご活躍を期待いたします。
結びに、大洗町の発展と関係各位のご努力が実りますように祈念し、寄稿文といたします。