「ソト」から見たおおあらいVol.48(篠﨑和則様)

 

茨城県弁護士会 会長

篠﨑 和則(Shinozaki Kazunori)

1972年 筑西市出身
2001年 弁護士登録 みとみらい法律事務所入所
2013年 日本弁護士連合会民事介入暴力対策委員
(現職)
2017年 水戸市教育委員(現職)
2024年 茨城県弁護士会会長(現職)

 

大洗町と私

水戸市の東部に居住しており、大洗町はまさにお隣という感覚です。自宅近くを通る国道51号線のことは大洗街道と呼んでいますし、甥は大洗高校のマーチングバンド部で頑張っています。我が家にとって大洗町は日常の中に位置しています。
私は筑西市(旧下館)で生まれ育ちましたので、子供の頃の大洗町の思い出と言えば、夏の海水浴です。当時は高速道路もなく、父の車で当時の自宅から海岸までは2時間近くかかったかと思います。海が近づいてくるとともに気持ちが高まり、潮の香りが漂う頃になると、「海だ!海だ!」と当たり前の言葉を連呼していたことが思い出されます。美味しい海の幸をいただいてホテルに宿泊するというのは、私にとっては年に一度あるかないかの大イベントでした。
海、美食、宿泊施設というのは、今でも大洗町の大きな魅力だと思います。当時我が家で宿泊したホテルは今も元気に営業しており、当時から変わらないものにいつでも触れられるということは何とも言えない安心感があります。
それと同時に、ガルパンによる街おこしや年々華やかになる花火大会など、新しく変わってゆく大洗町の顔もあります。古くからのものと新しいものがどちらもあるということが、多くの人を魅了する理由だと思っています。「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと、変えられるものを変える勇気と、その両者を見分ける英知を我に与えたまえ」というのはアメリカの神学者ラインホールド・ニーバーという人の言葉だそうです。大洗町はこの通りのことを成し遂げようとしているのかもしれません。
さて、弁護士会ということで申し上げますと、茨城県には300人を超える弁護士がおりますが、大洗町内には法律事務所はまだありません。人口や産業の規模、観光による人の流れなどからすると、大洗町の中にも本来は法的サービスに関するニーズがあるのではないかと思います。今後は県内どの地域でも身近に弁護士による法的サービスを提供することが必要であると感じています。弁護士会としても大洗町の皆さまのお役に立てることがあるのではないか、弁護士会も英知を結集しなければなりません。

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