「ソト」から見たおおあらいVol.41(山神 裕様)

 

神奈川県開成町長

山神  裕(Yamagami Yutaka)

昭和41 年神奈川県開成町生まれ
日・米・独・仏の銀行勤務を経て、令和5年4月、第9代開成町長に就任

 

大洗町の皆様、こんにちは。神奈川県足柄上郡開成町の町長・山神裕と申します。

この1月、「災害時相互応援に関する協定」を締結いただきました。自然災害が激甚化かつ頻発化し、自治体間の相互応援の重要性が一段と高まっている中での締結、その意義は非常に深く、こころより感謝申し上げます。いざと言う時、両町の町民の命を守るために、この協定が実効性のあるものとなるよう努めてまいります。そして、顔の見える関係も築かせていただきたく、観光事業等においても交流させていただければと願っております。なにとぞよろしくお願いいたします。

『開成町? どこ?』とおっしゃる方が少なくないと思います。これを機に、是非、我が町のことを知っていただきたく、概要を紹介させていただきます。開成町は、神奈川県西部に位置する人口約1・9万人、面積6・55?の小さな町です。どれくらい小さいかと言いますと、神奈川県で最小、東日本にある町としても最小です。

それでも、人口は町制施行以来69年間、増え続け、今日もなお発展を続ける活気のある町です。人口増加率、出生率、年少人口比率が神奈川県市町村の中で1位であり(2020年国勢調査)、2010年には新しい町立小学校が開校するなど、子どもが多い町です。

町の北部にはホタルが舞う田園風景が広がる一方で、南部の小田急開成駅周辺にはマンションや新興住宅が軒を連ねるというふたつの顔が同居した『人と自然が調和した田舎モダンのまち』です。
町の花はあじさい。田園風景に広がる5,000株のあじさいが心を癒し、毎年6月に開催されるあじさいまつりには、20万人がお越しになります。築300年の古民家・瀬戸屋敷は町民の憩いの場であり、多くの外国人旅行客も訪れる観光スポットです。そして、富士山の伏流水などを水源とする地下水100%の美味しいお水と美味しいお米で造られた瀬戸酒造のお酒は我が町の自慢の品であり、大洗町の皆様にも是非ご賞味いただきたいです。
さて、「ソト」から見た大洗町さんですが、何を隠そう私はまだ2度しかお邪魔したことがありません。そこで、今回は、私が「大洗町」と聞いて思い浮かぶものをランキングとともに、正直にお伝えしたいと思います。

5位“大洗マリンタワー”。初めて見た時、ここは日本?一面のミラーガラスはドバイを彷彿とさせました。
4位“大洗ゴルフ倶楽部”。言わずと知れた名門トーナメントコース!一度でいいからプレイしてみたいです。
3位“大洗サンビーチ海水浴場”。砂浜が年々広がっているとのことに耳を疑いましたが、その広さ自体に本当に驚きました。羨ましい限りです。
2位“國井町長”。昨年11月、茨城県町村会ご一行が当町へ視察にお越しになった際、協定締結をご検討いただきたい旨お願いしたところ、その場で即決いただきました。感謝の念に堪えず、人情に厚いお人柄に惚れました。類まれなるリーダーシップ、ふるさと納税の寄附額を急増させた経営センスと手腕、学ばせていただくことが多いです。そして、何よりおしゃれで、関東町村会でも一際異彩を放つダンディぶり!これは真似できません。
1位“あんこう”。お邪魔した際にあんこうづくしのお料理をいただきました。お世辞抜きで絶品!衝撃を受けました。神奈川県では簡単には手に入らない本物!妻にも早いこと食べさせないと怒られてしまいそうです。

他にもまだまだ魅力溢れる大洗町さんと貴重なご縁をいただけたことに、あらためて感謝いたします。まずは、災害時における助け合いから関係を築かせていただき、交流を深めさせていただければありがたいです。

結びに、大洗町さんのますますの発展と、町民の皆様のますますのご健勝と多幸をお祈りいたします。今後ともよろしくお願いいたします。

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