「ソト」から見たおおあらいVol.40(都澤貴征様)

 

時事通信社 水戸支局長

都澤 貴征(Miyakozawa Takayuki)

1968年生まれ
千葉県出身

鳥取支局長(鳥取県)、津支局長(三重県)、宇都宮支局長(栃木県)を経て、2023年5月より水戸支局長

 

目指される町大洗

大洗町の皆様初めまして。時事通信社水戸支局長を昨年5月より務めております、都澤貴征と申します。

前任地の栃木県宇都宮市から茨城県水戸市に赴任し、「茨城の端から端まで見てみよう」と思い立ち、大洗町を訪問したところ、國井町長より、とても興味深いお話を聞かせていただいただけでなく、この「ソトから見たおおあらい」への寄稿の機会をいただきました。厚く御礼申し上げます。

さて、町役場を最初に訪れた際、びっくりしたことがありました。役場の壁に掲げられた、大洗町が様々な協定を結んでいる全国の市町村の中に、支局長として最初に赴任した鳥取県の三朝町があり、その写真には、険しい山道を一時間ほど歩き、崖を上らないと辿り着けない、三徳山三佛寺の「投げ入れ堂」が写っており、「まさか、ここで鳥取と巡り合うなんて」と感慨深かったことと合わせ、「私は、この町に来るべくしてきたのではないか」と、町とのご縁を感じた瞬間でした。

町内を巡りながら感じたのは、大洗町は「目指される町」なのだなということでした。

光り輝く美しい海はもちろんのこと、豊かな食を提供するだけでなく、国内、国外の多くの旅客船などが出入りする大洗港や、老若男女、家族で楽しめる水族館、全国から多くの若者を惹きつけるアニメコンテンツの聖地であることなどなどなど、多くの人が年間を通して大洗町を「目指して」やって来ています。

多くの魅力を持つ大洗町ですが、「どうして人は大洗に行きたくなるのか?」を考えたとき、先に書いた大洗町の魅力はもちろんのこと、もう一つの要因として強く思ったのは、町民の皆様の明るさとオープンマインドが人を呼び寄せているのではないかということでした。

町を訪れるすべての人を、明るく受け入れ、接することは、簡単にできることではありません。

古くより、陸と海を通じて多くの人が行き来し、交流してきた大洗町と、そこに住む皆様だったからこそできたことなのではないでしょうか。

最後になりますが、これからも大洗町をはじめ、茨城県の様々な情報を全国に発信してゆけたらと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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