「ソト」から見たおおあらいVol.46(高倉葉太様)

 

株式会社イノカ 代表取締役CEO

高倉 葉太(Takakura Yota)

東京大学工学部を卒業、同大学院暦本純一研究室で機械学習を用いた楽器の練習支援の研究を行う。2019年4月に株式会社イノカを設立。
サンゴ礁生態系を都心に再現する独自の「環境移送技術R」を活用し、大企業と協同でサンゴ礁生態系の保全・教育・研究を行っている。
2021年10月より一般財団法人ロートこどもみらい財団理事に就任。
同年、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」に選出。

 

イノカ大洗渚プロジェクト
大洗の豊かな海の森を未来へ

大洗町は、黒潮と親潮が交錯しており、日本一海藻の種類が豊富な海があると言われています。しかし、日本中で起きている、海藻が減少する「磯焼け」の脅威が大洗町の海にも訪れています。その中で我々、株式会社イノカは、海藻の保護と大洗町の発展を目指し、さまざまな活動を展開していきたいと考えています。
イノカは独自技術である環境移送技術を活用することで、世界中の様々な海を水槽の中に再現することができるベンチャー企業です。
これまでも海を再現した水槽を用いて、海を守るための様々な研究を推進してきました。例えば、資生堂さまとのコラボレーションでは、日焼け止めクリームに含まれる様々な成分が海の生き物に与える影響を、海を再現した水槽の中で検証しています。また、鉄鋼メーカーであるJFEスチールさまとは鉄を作る際にでてくる副産物が海の栄養になるのではないかという共同研究を行っています。
さらに、イノカは環境教育活動も行っています。海を皆さんの目の前に持って来れる技術を活かし、本物に触れ合いながら海の面白さについて学んでいただけるプログラムを展開しています。昨年の12月には大洗フェリーターミナルにて、大洗の海を再現した水槽を使い、大洗の海について学んでもらえるプログラムを商船三井さまと行いました。
また、7月の19日から22日までは関彰商事さまを新たに仲間に迎えまして再度フェリーターミナルでの教育イベントや、海藻の研究者を集めたトークイベント、そして実際の大洗の海でのフィールド調査イベントを開催します。
今後は更に仲間を増やしていき、地域の将来世代の方と一緒に大洗の海の研究を進め、この豊かな大洗の海を未来に残す活動を推進していきます。地域で捨てられているものを海のために活用していったり、育てた海藻から新しい食用品を作ったり、化粧品や燃料なども作っていきたいと考えています。
イノカは、大洗町の発展と繁栄を願い、環境保護に貢献することで、地域の皆さんと共に歩んでいきます。これからもよろしくお願いします。

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