「ソト」から見たおおあらいVol.1(片山 さつき様)

前内閣府特命担当大臣(地方創生、規制改革、男女共同参画)

参議院議員

片山 さつき (Katayama Satsuki)

 

大洗の魅力

私が初めて大洗町を訪れたのは、昭和40年代前半、小学生の頃で、埼玉都民(旧浦和市)だった一家が、夏休みを過ごす海水浴のできる観光地を探して、当時透明度ナンバー1として人気上昇していた茨城の海岸のど真ん中、大洗に辿りついた、そんな経緯だったと思います。

当時、母のすぐ上の兄、つまり叔父が水戸と霞ヶ浦の間くらいの場所で工場を経営しており、霞ヶ浦、那珂川での釣りにも連れて行ってもらっていて、其処から足を伸ばした事も。とにかく3年くらい連続して大洗町の旅館か、大きな民宿に泊まっていたので、大洗磯前神社、大洗海岸、涸沼、といった地名と風景がしっかり脳裡に刻まれています。地元の確か磯浜小学校?の子たちと仲良くなって、校庭の鉄棒で遊んだり、涸沼で釣り?をした記憶まであるのです。何せ、ラムサール条約なんてできる前の時代、釣ったハゼの天ぷら、美味しかった!しじみの味噌汁も蛤も、栄螺の壺焼きも、豊富な種類の魚も、海藻も、無いものはない、美味しさ、豊かさが強烈な印象でした。

数年前、國井現町長と若手水産関係、観光関係の皆様にお会いし、何とかこの特性を町おこし、地方創生に活かせないか、とつい熱弁を奮ってしまいました。

主人がマルマンゴルフの社長をしていた90年代は、大洗といえば名門ゴルフ場、そしてそれ以降もめんたいパークができて今風の観光地として発展している大洗町を、とても嬉しく拝見しておりました。遂に2018~19年、人口減少を押し留め過度な東京一極集中を打破するという「地方創生ー日本の国是」に真正面から取り組み、第二期まちひとしごと創生計画の方向性を作る担当大臣となって、大洗という本当に地域の宝をたくさん持っている町ですら、若者にもっと来てもらう、この町に残ってもらうためには多くの難題を抱えている事を改めて痛感。國井新町長は、日本行政書士会連合会の幹部を長年務められ、地域の課題にも精通、豊富な人脈も持っておられます。私も、地方創生についての持てるノウハウをフル活用して、新町長、議会、産官学の皆様と力を合わせて、大洗の地方創生にしっかり貢献して参りたいと思っています。

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