「ソト」から見たおおあらいVol.44(向井恒道様)
株式会社商船三井 常務執行役員
向井 恒道(Mukai Tsunemichi) 1969年生まれ。 |
おおあらいの海と港とわたしたち
大洗町の皆さま、こんにちは。㈱商船三井の向井恒道と申します。
この度は広報おおあらいの「「ソト」から見たおおあらい」に寄稿させていただく機会を頂戴し心より感謝しております。
私たち商船三井グループにとっての大洗は、グループの「商船三井さんふらわあ(さんふらわあブランド)」のフェリーが1985年から約40年に渡って寄港する「港」のある町であり、また「商船三井クルーズ(MITSUIOCEAN CRUISESブランド)」のクルーズ船の「にっぽん丸」が年に幾度も寄港する「港」のある町です。私たちにとっての大洗は長きにわたりご縁がある「港」のある町なのです。
私たち海運会社のビジネスは海があって、そして船がなくては始まらないのですが、船だけがあってもビジネスは十分にできません。
港があってこそであり、そして港と港の周辺で支えてくださる方々のおかげでビジネスを行うことができます。さんふらわあでは毎日たくさんの貨物を積んだトラックとドライバーの方々や乗用車などとともに旅行や仕事で乗船される方々、そしてクルーズ船を利用される方々が大洗を訪れ、大洗港を利用されます。また自家用車やバス、鉄道などの公共交通機関を使って大洗を訪れる方も多く、港の周辺の施設や大洗町にある様々な魅力的な観光資源、宿泊施設や飲食店を私たちのお客様にご紹介しています。
これまでも國井町長始め、町役場の皆さまにも大いなるお力添えをいただいて、大洗町の魅力を共に発信し、さんふらわあとMITSUIOCEAN CRUISESをもっと知っていただき、より多くの方にご利用いただけるように様々なイベント等を開催して参りました。改めてこれまでのご協力に感謝するとともに、大洗町の皆さまのご理解に感謝しております。
そして、今年12月には「にっぽん丸」に加えて、「Mitsui Ocean FUJI( ふじ)」が就航する予定です。年が明けますと、大洗港にもこの新船が寄港する日が参ります。そして、来年初めには「さんふらわあしれとこ」、「さんふらわあだいせつ」の後継船として、環境負荷低減を実現するLNG燃料で走る2隻の新しいフェリーが就航する予定です(1隻目はさんふらわあ かむいと命名されました)。
結びに、大洗町では「幸せ無限大、不幸ゼロの町」を謳われています。私どものフェリーやクルーズを利用してくださるお客様から様々な声を頂戴するのですが、「楽しい船旅だった」、「ずっとワクワクする気持ちだった」、「必ずまた利用したい」、という「幸せ」 だったという気持ちを寄せていただくことが私はもちろん、私たち一同の励みになっています。
大洗町が謳われている、「無限大の幸せ」な気持ちを、私たちのサービスをご利用いただくより多くのお客様に持っていただけるよう、これからも大洗の皆さまと共に、手を携え、いろいろな面での連携をさらに深め、新たな可能性を一緒に見つけていくパートナーとして歩んでいくことが出来ると大変幸せに思っています。
大洗町のますますのご発展とご繁栄を心より願っております。