「ソト」から見たおおあらいVol.15(鈴木周也様)
行方市長 鈴木 周也(Suzuki Syuuya) 1971年 行方市(旧玉造町)出身 |
大洗町民の皆さま、明けましておめでとうございます。行方市長の鈴木周也です。このたびは、このような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
さて、「大洗町」と申しますと、やはり一番に思い浮かぶのが「海」です。私ども行方市は日本で二番目に面積の大きい霞ヶ浦・北浦に面しており、豊かな水と共に生活や産業を営んでおりますが、大洗町から眺める広大な太平洋はまさに絶景で、行方市とはまた違った親水性が大洗町にはあります。特に、大洗町の「海」を生かした観光やアクティビティへの取り組みは素晴らしく、過日も冬の閑散期の誘客策として「NIGHT WAVE海のイルミネーションin大洗」を開催されておりましたが、地域資源の“見せ方”と“魅せ方”には私どもも学ぶところが多く、今後も國井町長の手腕による新たな取り組みや価値の創造に大きな期待を寄せているところです。
水辺の整備とそれらを拠点とした賑わいのあるまちづくりは、湖海と共に生きる大洗町、行方市の共通の課題であると考えています。中でも、海面、内水面の違いはありますが、水辺に暮らす人々の生業である漁業の担い手の育成や資源管理は、地域漁業存続のためには克服すべき喫緊の課題であります。
そこで、行方市では、霞ヶ浦特産のシラウオの付加価値を高め、新たな販路の開拓や魚価の安定を図り、漁獲量に頼らない「もうかる漁業」モデルを構築するため、民間事業者と協働で人工知能(AI)により鮮度を客観的に評価するプロジェクトを始めました。
大洗漁港では四季折々のさまざまな海産物が水揚げされており、規模や漁獲量は内水面漁業を大きく上回っておりますが、國井町長や大洗町の漁業者の皆さまが持っておられる持続可能な漁業に対する熱意や思いは、私どもと同じものであると思います。
今プロジェクトから得られる成果や知見は、内水面漁業のみならず、海面漁業や農業などにも応用が可能であり、第一次産業に変革をもたらすものと考えます。そのようなことから、今後とも國井町長をトップとした大洗町と連携を図り、互恵関係に基づく施策や事業を展開し、お互いの資源を生かした地域経済の発展と持続可能な社会の実現を目指してまいりたいと思いますので、引き続き、ご協力をお願いいたします。
結びに、大洗町のますますのご発展と、國井町長をはじめ大洗町民の皆さまのご活躍とご健勝、そして、今年が皆さまにとりまして、素晴らしい年となりますよう心から祈念いたします。
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