９月１０日は「世界自殺予防デー」のため、日本ではその日から１週間を「自殺予防週間」としており、自殺予防に関する様々な啓発活動などが集中的に展開されます。
国際自殺予防学会は２０２２年に、自殺予防のために、人々に行動を起こしてほしいという願いが込めて「アクションを通じて希望を生み出す」という標語を掲げ、その具体的な「行動」として、「互いに支え合う時間にしよう」と呼びかけています。

少し立ち止まり、周囲の人にそっと手を差し伸べてみよう。
家族、友人、同僚、あるいは見知らぬ人にでも。その小さな行動が、誰かの人生を支えることになるかもしれません。
あなたが気にかけているとそっと伝えることで、その人に希望を与える手助けができます。
どんなに小さな事であっても、私たち誰もが役割を担うことができるのです。
私たちの行動がもたらす可能性は計り知れません。
私たちは皆、手を差しのべ、そして話をきくことができます。
なにをすべきか、必ずしも解決策を示す必要はないのです。
誰かの苦痛や自殺念慮について、じっくり耳を傾ける時間と場所を作るだけでも助けになります。
世間話をするだけでも、誰かの命を守り、苦しんでいる人につながりと希望をもたらすことができるのです。

この機会に私たちの小さな行動が誰かの人生にもたらす可能性について思いを巡らせ、「いのちを守る一歩」のきっかけにしてみませんか？

R6自殺予防週間（PDF）