令和3年12月5日に開催予定の第76回三浜駅伝競走大会につきましては、本年 7月に第1回実行委員会を開催し、コロナ禍における安全・安心な大会の開催に向けて、主会場となる漁村センター付近のレイアウト変更、ランナーをはじめ大会に関わる皆さまへの体調管理チェックシートの提出、ランナー送迎用バスの増便など、感染症対策について検討を重ねてまいりました。

しかしながら、7月末から従来株より感染力が強いとされるデルタ株が猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の第5波が到来し、爆発的な感染者の発生により、茨城県のみならず、全国的に医療体制がひっ迫する事態となっております。また、この変異株の猛威は家庭内感染の増加を引き起こすなど、市民生活に大きな影響を与えております。

このような中、スケジュール上、参加者の募集を行う時期となりましたが、今一度さらなる感染症対策をはじめ、大会運営を見直す必要が生じたことから、9月17日に臨時実行委員会を開催いたしました。

この実行委員会において、各委員から大会運営にあたってのさらなる安全対策や募集時期の延期、参加チームの約半数を占める中学生の参加に対する課題など、あらゆる視点から、安全・安心な大会として開催するためにはどうしたらよいかを長時間にわたり議論し、様々な意見が出されました。

実行委員会における慎重な協議の結果、ブレイクスルー感染や新たな変異株の発生、冬に向けて第6波の懸念があるなど、中長期的に厳しい感染状況が発生する可能性も専門家から報告されており、依然として先行きが不透明な状況であることから、万全な体制で参加チームの皆さまをお迎えすることが叶わない状況であるため、苦渋の決断ではありますが、大会を1年延期することを決定いたしました。

大会を楽しみにしている皆さまの想いに応えられず、今回の決定を実行委員は、大変残念に思っております。

この度、1年延期という判断をしましたが、令和4年12月には、実行委員をはじめ、大会役員、ボランティアが笑顔でランナーの皆さまをお迎えできるよう、安全・安心な大会の開催に向けて、引き続き、誠心誠意取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年9月17日
三浜駅伝競走大会実行委員会
会長（ひたちなか市長） 大谷 明