国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
設立年
平成17年10月1日
現在までのあゆみ
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターのあゆみ
平成17年10月 | 旧日本原子力研究所と旧核燃料サイクル開発機構統合が統合し、「日本原子力研究開発機構」が発足 大洗では、旧原研大洗研究所と旧サイクル大洗工学センターが統合し、「大洗研究開発センター」が発足 |
平成18年 8月 | 材料試験炉(JMTR)第165サイクル運転完了 |
平成18年11月 | 高速実験炉「常陽」は米国原子力学会ランドマーク賞受賞決定 |
平成19年 1月 | 大洗わくわく科学館 来館者100万人達成 |
平成19年 5月 | 高温工学試験研究炉(HTTR)30日間連続運転に成功 |
平成19年 6月 | 高速実験炉「常陽」臨界30周年記念報告会&ランドマーク賞受賞式開催 |
平成19年 8月 | 照射試験炉センターが発足し、材料試験炉(JMTR)の更新を本格化 |
旧日本原子力研究所大洗研究所のあゆみ
昭和31年 6月 | 日本原子力研究所発足 |
昭和42年 4月 | 大洗研究所設置 |
昭和43年 3月 | JMTR臨界達成 |
昭和49年 3月 | 放射性廃棄物処理施設第1期工事完成 |
昭和52年 3月 | JMTR OGL-1(大洗ガスループ1号機)試料出口温度1,000度、100時間連続運転達成 |
平成元年 6月 | JMTR OSF-1(大洗シュラウド照射装置1号機)による軽水炉燃料の出力サイクル1000回達成 |
平成4年3月 | JMTR100サイクル運転達成 |
平成8年3月 | 放射線廃棄物処理施設廃棄物管理事業開始 |
平成10年11月 | 高温工学試験研究炉(HTTR)初臨界達成 |
平成12年 3月 | 安全情報交流棟竣工 |
平成13年12月 | HTTR 30MW、850度達成 |
平成14年 3月 | HTTR使用前検査に合格 |
平成15年 8月 | 世界初 水の高温熱分解による水素製造に成功 |
平成16年 4月 | HTTR 30MW、950度達成 |
核燃料サイクル開発機構のあゆみ
昭和42年10月 | 動力炉・核燃料開発事業団発足 |
昭和44年 8月 11月 12月 |
ナトリウム流動伝熱試験施設(2MW)が完成 照射燃料試験施設(AGF)建屋が完成 重水臨界実験装置(DCA)が臨界 |
昭和45年 3月 5月 |
大洗工学センターが発足 「常陽」の鍬入式を挙行 |
昭和49年 4月 7月 |
照射燃料集合体試験施設(FMF)が完成 50MW蒸気発生器試験施設の運転開始 |
昭和52年 4月 | 「常陽」増殖用炉心(MK-1)の初臨界 |
昭和57年11月 | 「常陽」増殖用炉心(MK-2)の初臨界 |
昭和60年 5月 | ナトリウム燃焼試験施設(SAPFIRE)が完成 |
昭和62年 9月 | プラント過渡応答試験装置(PLANDTL)が完成 |
平成3年10月 | 情報センター開所式 |
平成5年 3月 | 「常陽」原子炉運転時間5万時間達成 |
平成7年 1月 12月 |
高速炉リサイクル国際特別研究員制度発足 もんじゅNa漏えい事故発生 |
平成9年 2月 | もんじゅNa漏えい事故原因究明終了 |
平成10年10月 | 核燃料サイクル開発機構発足 |
平成11年 6月 | FBRサイクル実用化戦略調査研究開始 |
平成12年 3月 6月 |
大洗工学センター開所30周年 「常陽」照射用炉心(MK-2)の運転終了 ISO14001認証取得 |
平成13年 3月 7月 10月 |
FBRサイクル国際研究開発センターの竣工 大洗わくわく科学館の竣工 大洗わくわく科学館開館 「常陽」メンテナンス建屋の火災 |
平成14年 1月 | 重水臨界実験装置(DCA)の廃止届出 |
平成15年 4月 7月 12月 |
東京工業大学と連携大学院に関する協力協定を締結 「常陽」高性能照射用炉心(MK-3)の初臨界 大洗わくわく科学館 来館者50万人達成 |
平成16年 5月 | 技術相談窓口開設 |
設立の目的
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構は、日本原子力研究所と核燃料サイクル研究開発機構が平成17年10月1日に統合し、我が国唯一の原子力の統合的研究開発機関として、基礎・応用研究から核燃料サイクルを確立するための技術開発にいたるまで、幅広い分野にわたって我が国の原子力研究開発を担う研究開発機関として発足しました。
大洗におきましては、日本原子力研究所大洗研究所と核燃料サイクル開発機構大洗工学センターが統合し、新組織「大洗研究開発センター」が研究開発を進めています。
事業の概要
大洗研究開発センターでは、材料試験炉(JMTR)を用いて、発電用原子炉などで使用する材料や燃料を強い放射線で照射し、それらの耐久性や適性を調べる研究を行なっており、国際熱核融合実験炉(ITER)など将来の原子炉に用いる材料の研究開発やラジオアイソトープの生産を行なっておりましたが、老朽化した原子炉機器等の更新と利用ニーズに対応した照射設備の整備を行なうため、平成19年から改修工事を進め,平成26年からは国の新規制基準に対応するための手続きも進めています。
また、近年においては原子炉から高温のガスを取り出し、発電のみならず化学工業など多方面の分野への原子力の利用を目指した高温ガス炉の研究開発に取り組んでいます。このため、高温工学試験研究炉(HTTR)を建設し、平成10年11月に初臨界を迎え、平成16年4月に原子炉出口温度950℃を達成しました。今後、HTTRを用いた水素製造の研究開発を推進する等原子力エネルギー利用の多様化を目指します。
さらに、高速増殖炉という新しい原子炉の研究開発をしています。その代表的な施設である高速実験炉「常陽」は、高速増殖炉の実用化に必要ないろいろな実験をするための原子炉です。将来の高速増殖炉で使うための、さらに、性能のよい材料や燃料を開発するための研究などに利用されています。
主要課題
大洗研究開発センターは、施設の安全を最優先に掲げ、地域の皆様との共生を図りつつ、以下の主要課題に取り組んでおります。
○次世代原子力システムの研究開発
高速増殖炉サイクル実用化戦略調査研究を進め、高速実験炉「常陽」などでの試験を通じてFBRサイクル実用化をめざします。
○原子力による水素社会の実現に貢献する研究開発
高温工学試験研究炉(HTTR)を活用して高温ガス炉技術基盤を確立します。高温ガス炉及び高速増殖炉からの高温核熱を利用する水素製造技術を開発します。
○照射試験研究による社会貢献
材料試験炉(JMTR)、「常陽」、HTTRでの照射試験、照射後試験など燃料や材料の研究開発に貢献します。また、施設・設備の外部利用を促進し、産学官との連携の強化を図ります。
施設の紹介
敷地面積 | 160万平方メートル |
主な施設 | 材料試験炉(JMTR) 高速実験炉「常陽」 高温工学試験研究炉(HTTR) 燃料材料試験施設 燃料研究棟 ナトリウム技術開発施設 Fセルボ 廃棄物管理施設 固体廃棄物前処理施設 安全情報交流棟 事務本館 人造湖「夏海湖」 |
所在地 東茨城郡大洗町成田町4002番
電話番号 ☎029-267-4141
FAX ????029-267-1637
ホームページ https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/index.html
本部 〒319-1184 茨城県那珂郡東海村大字舟石川765番地1
☎029-282-1122
- お問い合せ
- 生活環境課 防災・原子力安全係
- 代表電話番号
- 029-267-5111
- FAX
- 029-266-3577
- お問合せフォーム